気持ちが滅入ると感じた時におすすめ!陰鬱な気分を晴らすオープンハートのヨガポーズ
「なんだかうまくいかないなぁ」なんて
気持ちが滅入ることってありますよね。
人間関係や仕事など何か理由があるときもあれば、
訳もなく落ち込んでしまう日もあると思います。
そんな時は、ヨガのポーズで大きく胸を開いてみましょう。
呼吸が深くなることで気持ちが落ち着き、
前向きな気持ちが湧いてきますよ。
今回はそんな時にオススメのヨガポーズをご紹介します!
目次
■まずは呼吸に意識を向けてみよう!
突然ですが、皆さんに質問です。
「気持ちをできるだけ落ち着けてみましょう」
と言われたら、
皆さんはどんなことをしますか?
様々な方法があると思いますが、
「深呼吸をした」
という方が多いのではないでしょうか。
実はこの「深呼吸」、
ただのおまじないではありません。
呼吸と心は深く関係しており、
呼吸をコントロールすることで
気持ちをコントロールすることができるのです!
◇呼吸と自律神経は連動している!
説明にあたってまず抑えて欲しいのが、
気持ちを司る要因の一つである「自律神経」。
自律神経のうち、アクティブな気持ちを高めるのが「交感神経」、
リラックスした気持ちを高めるのが「副交感神経」です。
そしてこのそれぞれに関係するのが、【呼吸】。
一般的に息を吸うと活発になるのが交感神経、
息を吐くと優位になるのが副交感神経と言われています。
また、呼吸が浅いときは交感神経が優位でやや落ち着かない状態、
呼吸が深いときは心が穏やかで落ち着いた状態を表しています。
つまり、
『「自」らの「心」』と書いて「息」と読むように、
呼吸は心の状態を表しているのです!
ということで、今自分がどんな呼吸をしているのか
目を閉じて息の音に耳を傾けてみましょう。
少し浅い人は、イライラしていたり落ち込んでいたり、
心が落ち着かない状態にあるかもしれません。
◇呼吸で気持ちのコントロールもできる!
呼吸が心の状態を表しているということは、
逆をつけば呼吸をコントロールすれば
心をコントロールできるということ。
そこで有効なのが「ヨガ」です。
ヨガのポーズでムンを開くことで呼吸が深まり、
結果的に自律神経が整って気分が晴れやかになりますよ!
次の項目でオススメのヨガポーズご紹介していきます。
■どこでも気が向いたときに呼吸量アップ!「ハスの花のポーズ」
「ハスの花のポーズ」は、
肩甲骨周辺をほぐして呼吸量を増やすことができるヨガポーズ。
立った状態でも椅子に座った状態でもできるので、
場所を選ばず気が向いた時にすぐ行うことができます。
ポイントは目線をやや上に上げることと、
肩甲骨に向かって息を吸うこと。
ポーズ中は少し辛いかもしれませんが、
終わった後はスッキリしますよ♪
やり方
①マットにラクな姿勢で座る。
②両手を上にあげ、手の甲を合わせる。
③どちらかの手が前にくるようにスライドし、
手のひらを合わせる。
④息を吸いながら両手をやや後方へと移動させ、
次の吸う息で指先を天井に向かって伸ばす。
⑤目線をやや上にあげ、数呼吸キープ。
⑥④の状態に戻ったら手を入れ替え、反対側も同様に行う。
効果
・呼吸量アップ
・自律神経を整える
・肩こり解消
・姿勢改善
■起きてそのままできる「コブラのポーズ」
ヨガのクラスで頻繁に出てくる「コブラのポーズ」も
胸を開くヨガポーズの一つ。
うつ伏せで簡単にできるので、
朝起きた時にちょこっと行うのがオススメ♪
朝一番で呼吸を深めれば、
1日気分良く過ごすことができますよ。
胸をぐっと突き出すようにしながら、
ゆっくりと呼吸を繰り返してみてくださいね。
やり方
①マットにうつ伏せになる。足は腰幅。
②両手を胸の横につき、肩を下げて肘を締める。
③息を吸いながら背中の力だけで上半身を持ち上げる。
足が開かないよう注意。
④余裕があれば両手で床を押し、もう少し高く起き上がる。
肩が上がらないよう注意。
⑤数呼吸繰り返したらうつ伏せに戻る。
効果
・呼吸量アップ
・自律神経を整える
・肩こり解消
・姿勢改善
■爽快感はピカイチ!「ラクダのポーズ」
胸を開くヨガポーズの代表と言っても
過言ではないのが「ラクダのポーズ」です。
やや難易度の高いヨガポーズですが、爽快感はピカイチ!
ぜひご自身のレベルに合わせ、
無理のない範囲で行ってみてくださいね。
気分がスッキリするほか、
姿勢改善や肩こり解消もできて一石二鳥ですよ♪
やり方
①マットに膝立ちになる。足は腰幅。
②両手をお尻の少し上に添え、背中側で肘を寄せる。
③顎を引き、息を吐きながら
股関節を前に押し出すようにしながら状態を反らす。
④余裕があれば腰の手を離し、かかとを掴む。
胸を天井に突き出すと◎
⑤数呼吸繰り返したら手を腰に戻し、
ゆっくりと①の姿勢に戻る。
効果
・呼吸量アップ
・自律神経を整える
・肩こり解消
・姿勢改善
■脚&お腹周りのダイエットにも「英雄のポーズ1」
「ウォーリアー1」とも呼ばれるこちらのヨガポーズも、
ヨガの中では比較的メジャーなヨガポーズの一つ。
ここまででご紹介した他のヨガポーズよりも大きく体を使うので、
心も体もスッキリします♪
全身にエネルギーを取り入れるように
ゆっくり呼吸をすると、その効果は抜群。
脚まわりやお腹まわりのシェイプアップ効果もあるので、
ダイエット中の方にもオススメです。
やり方
①マットに両足で立ったら右足を後ろに引く。
足幅は肩幅の1.5〜2倍くらいが目安。
②前足をかかとの上に膝がくるように曲げる。
後ろ足が軽くならないよう、しっかりと床を踏みしめる。
③骨盤が傾かないよう、左足の股関節を引き込む。
④大きく息を吸いながら両手を上にあげる。
目線も自然に上へ。
⑤数呼吸キープしたらゆっくりと元の姿勢に戻り、
反対側も同様に行う。
効果
・呼吸量アップ
・自律神経を整える
・肩こり解消
・姿勢改善
まとめ
以上、オープンハートなヨガポーズをご紹介しました。
呼吸が深まることでも
気分の落ち込みが和らぎますが、
実は胸を開いて目線が上がることでも、
前向きな気持ちが呼び起こされると言われています。
確かに、下を向いて生活するよりも
前や上を向いて生活した方がいいことに出会えそうですよね!
もちろん、気持ちに全く余裕がない時は
ヨガのポーズをとらなくてもOK。
ゆったり深い呼吸を意識して、徐々に気分を晴らしてみてくださいね。