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【痩せにくい人必見】パーソナルフィットネストレーナーが解説!正しい代謝の上げ方とは?

いつもカラダクラップをご覧いただきありがとうございます。今月から連載で女性の健康と美容のついて各業界のスペシャリストに解説していただきます。今回は痩せにくい人必見!正しい代謝の上げ方についてパーソナルフィットネストレーナーの藤原茜先生に解説していただきました。

藤原茜先生ってどんな人?
パーソナルフィットネストレーナーで現役プロボクサー。小麦粉、乳製品、化学精製糖、トランス脂肪酸、アルコール不使用で作る豆腐ガトーショコラを製造販売するヘルシースイーツのお店Rubia trainer’s kitchenを経営しています。林先生の初耳学でも出演。トレーナー、ヨガインストラクターの資格もあり、いわば食と健康とトレーニングのスペシャリストです。


藤原茜著書
究極のデトックス ファスティングダイエット
スポーツトレーナーが伝授する、2週間でカラダが生まれ変わる断食術

早速、代謝について解説をしていただきました!!


■そもそも代謝って何?

新年度を迎え、決意を新たに美容や健康を意識する方も多いのではないでしょうか?
美容や健康関連でよく見聞きするワードに「代謝がいい」「代謝を上げる」などがあります。今回はこの「代謝」について解説していきます。

「代謝」という言葉は従来「新陳代謝」を意味しています。生命を正常に維持するために体内に取り込んだ物質(主に食物)を分解してエネルギーを作り出したり(異化)、合成して身体の一部にしたり(同化)と、体内で絶えず行われている活動です。その結果、内臓、皮膚、筋肉、骨など、体を構成する細胞は常に新しいものへと作り変えられています。
一般的に「代謝がいい」「代謝を上げる」などと使われている「代謝」は「基礎代謝」をを指していることが多く、「新陳代謝」とは異なる意味を持ちます。
基礎代謝とは日常生活や運動などの身体活動を除き、安静時に1日で消費するエネルギー量のことで、30~49歳の日本人女性の平均値は1,160kcalです。(「日本人の食事摂取基準(2020年版)より」)

■基礎代謝を上げるには?

基礎代謝を上げるためには筋肉量を増やすことや、内臓(特に肝臓)を休ませることが有効的です。ファスティングによって代謝アップが期待できるのは、食べないことにより内臓を休ませることが出来るからです。
コツコツとトレーニングをして筋量を増やす、胃腸に優しい食事をするなど基礎代謝を上げることは大切ですが、太りにくく美しい身体をつくるためには「新陳代謝」と「基礎代謝」の両方を上げていく必要があります。
新陳代謝を高めるということは「食べたものを貯蔵型エネルギー(主に脂肪)として蓄える(=太る)のではなく、効率的にエネルギーに変換し、そのエネルギーで身体をアクティブに動かせること」です。
今回は日常生活で取り入れやすい新陳代謝を上げる為に効果的なポイントを2つお話しします。

◇生鮮食品や発酵食品を積極的に摂る

私たちの体には約5000種類もの潜在酵素があるといわれており、消化吸収や代謝など、体内の化学反応を起こす触媒として働いています。
潜在酵素は、細胞の再生や修復、神経やホルモンバランスを調整し、恒常性を維持することによって免疫機能を保持する代謝酵素と、食物に対して直接的な消化作用がある消化酵素に分けられます。代謝酵素と消化酵素は互いに関係しており、消化酵素が分泌されると代謝酵素の活性が弱まり、消化酵素の分泌が減少すると代謝酵素が活性化すると言われています。
潜在酵素の優先順位としては消化酵素が最優先されるためどのような食事をとるかによって潜在酵素のバランスが変わってきます。
生鮮食品や発酵食品には食物そのものに酵素が含まれているため、体内の消化酵素の分泌が抑えられ、代謝酵素の働きが活発になります。そのため、食べたものを効率よく消化し、エネルギーを作り、元気に身体を動かしたり、新しい細胞を作りやすくなります。

◇意識的にマグネシウムを摂る

マグネシウムは潜在酵素の活性化、体温調節、神経の興奮、筋肉の収縮、副甲状腺ホルモンの分泌、脂質代謝の改善に関与する必須ミネラルです。様々な代謝に関わっているだけでなく、忙しく不摂生な生活をしていると不足してしまうミネラルであるため、意識的に摂取する必要があります。積極的に摂取することにより、代謝アップをサポートしてくれます。特にアルコールを代謝する際に大量に消費されるのでお酒を飲む人は注意しましょう。
マグネシウムを多く含む食品は胡麻、落花生、カボチャの種などのナッツ類、玄米、大豆、木綿豆腐、小豆などの穀類・豆類、昆布、わかめなどの海藻類です。
以上の事を気を付けた食事と適度な運動を組み合わせて日々の生活で代謝アップに取り組んでみましょう。

■まとめ

今回は代謝アップについてパーソナルフィットネストレーナーの藤原茜先生に解説していただきました。同じことをしてもなかなか痩せない、代謝が悪いと感じる方は是非実践してみてください。コロナ禍で外出制限がある中、結果を出すことは容易ではありませんが、身体の仕組みを理解して効率よく健康で美しい身体を作っていきましょう。

■解説頂いた先生のご紹介

藤原茜先生プロフィール

1987年7月18日生まれ 千葉県出身
日体大卒業
・資格
中高一種免許状(保健体育)
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
日本ミネラルファスティング協会認定 オプティマルヘルスアドバイザー
ハートレートパフォーマンススペシャリスト
アシュタンガヨガジャパン アシュタンガヨガ指導者
インターナショナルヨガセンター ハタヨガ、リラクゼーションヨガ指導者
日本ボクシングコミッション プロライセンス(現在日本ランキング1位)
・メディア
テレビ:NHK「Rの法則」TBS「林先生も驚く初耳学!」他
雑誌:「美的」「anan」他
web:「オーシャンズウェブ」他
・経歴
一般のトレーニーから格闘家まで様々なクライアントを指導。運動指導を行ううちに「運動のみで満足な健康・美容効果やパフォーマンスを得ること」への疑問を感じ栄養と食生活について研究を始める。
分子整合医学との出会いをきっかけに指導にファスティングを導入。フィットネスとファスティングを導入したメソッドを提唱し、フィットネスファスティング協会の設立に参画。
自身が経営する「チョコと大豆のヘルシースイーツ  Rubia trinar’s kitchen」のオーナーの傍ら東京スクールオブビジネスの非常勤講師を務める。現役のプロボクサーでもあり、日々トレーニングにも励んでいる。
・SNSアカウント
Instagram:@akane_soychoco
Twitter:@akanen718
blog:https://ameblo.jp/akn-f/

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