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テレワークなどで増える眼精疲労を撃退!!自分で出来る疲れ目解消法をパーソナルトレーナーが解説!!

コロナ禍で働き方が変わり、テレワークが本格導入されてから1年が経ちました。テレワークの慣れと共に気になるのが目の疲れ。パソコンを使う時間が増え、目の疲れがなかなか取れない方も多いのでは?
今回は気になる目の疲れを解消する方法をパーソナルトレーナーの藤原茜先生に解説していただきました。

藤原茜先生ってどんな人?
パーソナルトレーナーで現役プロボクサー。小麦粉、乳製品、化学精製糖、トランス脂肪酸、アルコール不使用で作る豆腐ガトーショコラを製造販売するヘルシースイーツのお店Rubia trainer’s kitchenを経営しています。林先生の初耳学でも出演。トレーナー、ヨガインストラクターの資格もあり、いわば食と健康とトレーニングのスペシャリストです。

前回の記事はこちら

テレワークやおうち時間の増加と共に、パソコン・スマホ・タブレットなどを見る時間が増えた方も多いのではないでしょうか。液晶を見る時間が長くなると、頭痛、肩こり、首こりだけでなく、寝つきも悪くなり、疲れが取れにくいなど慢性的な不調が起こります。
今回は、眼精疲労に効果的な食品と、自分で簡単にできるケアをお伝えします。

疲れ目の原因とは?目の疲れと睡眠との関係性

眼はパソコンやスマホ、タブレットなどの小さな画面や近くにあるものを長時間見続けると、眼の内部や眼の周囲にある筋肉(毛体筋や外眼筋、眼輪筋など)が長い時間収縮をし続けます。毛様体筋は自律神経との繋がりがあるため、毛様体筋が疲労すると自律神経が乱れ、全身に不調がおこります。
運動などで一定の姿勢が長時間続いた時に、筋肉に疲労感やコリなどの緊張を感じる事と同様に、眼の周囲にある筋肉も使い続けることで疲労感やコリなどの緊張が出ます。
目の周りには多くの神経が通っており、収縮し続けて硬くなった筋肉で目の神経が圧迫されることにより、かすみ目などの不調を感じる事があります。また、目の疲れは筋肉の疲れと違い、睡眠をとっても回復しづらい特徴があります。
液晶画面を見続けることでの、姿勢の悪化(頭部の前突や円背、巻肩など)は、肩こり、首こり、腰痛、それらからくる頭痛や寝つきの悪さの原因となります。(次回の記事で姿勢悪化の改善が期待できるストレッチなどを詳しくご紹介します)

眼精疲労改善に効果的な食品


アントシアニン
ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、網膜や、眼の周りの筋肉、神経の血流を促進させ、眼精疲労や視力の回復に効果的であるといわれています。アントシアニンは黒(紫)色の色素を持つ栄養素で、強い抗酸化作用があるのも特徴です。
アントシアニンを多く含む食品:ブルーベリー、ビルベリー、アサイー、なす、黒豆、ぶどう
アサイーボウルやスムージーにすると丸ごと栄養素がとれ、吸収もいいのでおすすめです。

βカロテン
アントシアニン同様、強い抗酸化作用を持ち、眼精疲労回復や視力の低下予防に効果的なのが、βカロテンです。
黄色(オレンジや、緑も含む)緑黄色野菜に豊富に含まれており、粘膜や皮膚の健康維持にも役立ちます。

βカロテンを多く含む食品:モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、パセリ、大葉、ほうれん草、カイワレ大根など。
カボチャのスープにパセリを入れる、納豆にモロヘイヤと大葉を入れる、などβカロテンを多く含む食材を組み合わせる事でよりβカロテンをより簡単に摂取することができます。

おうちでできる疲れ目ケア

蒸しタオル
ハンドタオルやフェイスタオルを水で濡らし、軽く絞り、レンジ過熱可能な袋(普通のポリ袋でOK)に入れて、600Wのレンジで20~30秒ほど加熱します。熱すぎる場合は、皮膚に当てられる温度まで下がってから、眼を閉じて眼の上に当てましょう。仕事の合間などに、こまめにやるのがおすすめです。

セルフマッサージ
コメカミから後頭部にかけての側頭部、眉毛の周囲を、指先で軽く圧迫しながら、小さな円を描くようにマッサージします。
疲労やコリが溜まっている場所は、強くやりすぎると痛みを感じることもありますので、気持ちがいい程度にやさしく行ってください。

目を疲れさせない習慣を身に付けよう

紫外線に気を付ける
紫外線は眼の乾燥や、充血、炎症、疲労を引き起こすだけでなく、眼病のリスクを高めます。

強い光を見続けない
強い光を見ることで目の筋肉の緊張が高まり疲労しやすくなります。液晶画面の明るさは目に負担が掛からない適度な明るさを設定しましょう。

エアコンの風を目に当てない
エアコンの風は眼球を乾燥させ、瞼が乾燥を防ごうと動きを増やすため、筋肉の緊張が起こりやすくなります。

まとめ

目は多くの神経が通い、目の疲れは全身の疲れと密接に関わっています。疲れを溜めない習慣づけ、目にいい食材を積極的に摂る事で疲労を解消することが出来ます。簡単に出来るセルフケアを取り入れて、疲れ知らずな体を作りましょう!

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