油断禁物!簡単に出来る夏バテ対策と夏バテの治し方をご紹介!

7月に入り真夏のような暑い日が続きますね。こんな時は、ついつい冷房を強めにかけてしまって体が怠くなったり、浮腫んだり、体調を崩しがち。知らず知らずに夏バテになりやすい習慣になっているかも。今回は、簡単にできる夏バテ対策をご紹介します。

■夏バテってどんな状態を指すの?

夏バテは、高すぎる気温や冷房による冷えに体がついていけないことで起こる体調不良です。冷えすぎた室内と暑すぎる外気との温度差により、自律神経が乱れ、倦怠感、浮腫み、吐き気、睡眠不足、食欲不振、胃腸虚弱、脱水などが起こります。

■夏バテにならない室温は何度?

外気と室温の温度差が大きいと自律神経が乱れやすくなります。外気と室温の温度差を5度以内に抑えることで、自律神経の乱れを防ぐことが出来ます。
また日中は、気温が高くなるので、極端な状態を作らず、暑すぎず、寒すぎず、快適に過ごせる温度を保ちましょう。

■夏バテを予防する習慣とは

・ぬるめのお湯に浸かる

自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできない為に起こります。自律神経失調症では、交感神経が優位にたちすぎていることが多いため、入浴をすることで、副交感神経が優位にたたせることが出来、乱れた自律神経を整える事が出来ます。

・有酸素運動をする

ジョギング、ウォーキング、ヨガなどの有酸素運動は、幸せホルモンであるセロトニンを放出させ、セロトニンは自律神経のバランスを整える働きがあります。適度な運動はストレス解消にも効果的です。

・しっかりと睡眠をとる

睡眠は不調のリセットボタンです。寝ているときは副交感神経が優位に働きますが、睡眠不足の場合、交感神経が優位に働いている時間が長いため、体内の不調を整える時間が足りず、自律神経が乱れ、様々な不調が起こります。質の良い睡眠をとることで、体の不調となる原因をリセットすることができます。

・夏野菜を食べる

旬の夏野菜を代表するトマト、キュウリ、ナス、カボチャを食べましょう。
トマトとキュウリには自律神経を整えるGABAが含まれています。GABAは興奮を抑え、ストレスを和らげる働きがあります。ナスには体内の神経伝達物質アセチルコリンが含まれており、自律神経に作用し、血圧の上昇を抑えます。カボチャには、抗酸化物質であるビタミンEが多く含まれており、活性酸素の発生を抑え、副交感神経が優位になることを助けます。

夏バテ解消のヨガのポーズ

■夏バテになったらどうすればいい?夏バテの治し方は?

夏バテが治るまでの期間は重症度によりますが、1週間から2週間程度といわれています。体の調子が戻るまでの間は下記に気をつけて生活しましょう。

・水分を摂る

ふらつきなどの脱水症状がある場合、電解質ドリンクを摂取しましょう。体は、暑さを感じると発汗して放熱しますが、発汗時にナトリウムが流れてしまいます。ナトリウムは体の働きを正常に保つ働きがあるため、失ったミネラルを補給できる電解質ドリンクは脱水症状に有効です。また吐き気がある場合は、こまめに水分補給をしましょう。

・体を冷やす物を控える

冷たい物ばかり摂っていると、血行が悪くなり、胃腸に負担が掛かります。栄養を吸収するまでに時間がかかるため、夏バテが悪化することがあります。また体が冷え過ぎることで倦怠感や、食欲不振などの不調が出るので、冷たい食べ物や飲み物を控えるようにしましょう。特にコーヒーなどカフェインが多い飲み物は体を冷やすので日ごろから摂りすぎないことも大切です。

・ビタミンB1を摂る

ビタミンB1は食欲不振、倦怠感、疲労感など夏バテの症状を解消する働きがあります。豚肉、ウナギ、玄米、大豆に多く含まれています。一日の推奨量は、女性の場合1.1㎎、男性の場合1.4㎎です。コンビニなどで売られているビタミン剤もビタミンB1を手軽に摂れるのでおススメです。

■まとめ

今回は、夏バテ対策をご紹介しました。夏バテにならない為には普段の習慣が大切です。体が健康でいられる状態を意識してこの夏を乗り切りましょう。

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