ヨガに食事制限は必要?効果的な食事法を紹介

ダイエット目的でヨガをはじめたものの、思うように体重が減らない、というお悩みをお持ちではないでしょうか?ヨガには脂肪燃焼の効果があり、またインナーマッスルを鍛えしなやかな体づくりができるため、健康的にダイエットをしたい方にはおすすめの運動法です。

しかしヨガだけを行い、それ以外はこれまでと全く同じ生活を送っていては、なかなかダイエット効果を感じづらいでしょう。ヨガを行う際には普段の食事にも意識を向けることが重要です。

本記事では、ヨガと食事の深い関係について、そしてヨガを行う際の効果的な食事法をご紹介します。

ヨガに食事制限は必要?

ヨガをしている人の中にはベジタリアンやヴィーガンなどの菜食主義者も少なくありません。そのため、ヨガには食事制限が付き物というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。むしろこれまで普通に肉や魚を食べていた方が急に食べなくなってしまうと、エネルギー不足など健康面への悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

無理な食事制限をするのではなく、自分の体を見つめ直し、自身に必要な食事をバランス良く摂るように意識しましょう。

ヨガと食事の関係性

ヨガを行う際は食事の前後は避け、できるだけ空腹時に行うことが推奨されています。それはお腹にものが入っているとヨガに集中できなくなるためです。

ヨガに大切なのは、ポーズ(アーサナ)の上手さではありません。深い呼吸と共に心身の統一をはかり、瞑想状態に入ることが最大の目的です。

人間の体は食べ物を消化する際に多くのエネルギーを必要とし、消化器官である胃腸へ優先的に血液が送られます。それにより脳への血流は少なくなり、眠くなってしまったり集中力が低下します。そのためヨガを行う際には胃の中を空にしておいた方が瞑想状態に入りやすくなります。

またヨガを行ったあとすぐの食事も控えるようにしましょう。出来るだけ2時間程空けてから食事をすることをおすすめします。

ヨガをしたことにより、内臓の動きが活性化され、栄養が体内に吸収されやすい状態となります。そのためヨガのあとすぐ食事をとることで、普段よりカロリーも吸収されやすく、太りやすくなってしまいます。

特にダイエット目的でヨガをはじめた方はこの点に注意しましょう。

ヨガの効果的な食事法とは

ヨガを行う前の食事はできるだけ消化のいいものを選びましょう。前述した通りヨガを行う際は空腹状態であることが好ましく、消化の悪いものを食べてしまうと食事から時間を空けても、なかなか胃の中が空になりません。

新鮮な野菜やフルーツを中心に、エネルギー源となる炭水化物も適量摂るようにすると良いでしょう。炭水化物はパンやパスタなどの小麦製品よりお米の方が消化に良くおすすめです。

ヨガの後は吸収が良くなっているため、食事は脂肪分や糖分の多いものは避けましょう。しかし筋肉をつけたいという場合は、この吸収の良い時間帯をうまく活用し、プロテインなどタンパク質を摂取すると高い効果が得られます。

そしてせっかく健康のためにヨガをはじめたのであれば、ヨガの前後だけでなく、普段の食事も見直してみることをおすすめします。

食事は自分の体を作る最も大事な要素です。特別ベジタリアンになったり、添加物やジャンクフードを一切断つことが正解というわけではありません。

自分の体が本当に欲しているものは何か、心の声に耳を傾け、バランスの良い食生活を心がけましょう。そして何よりも感謝の気持ちを持ちながら、楽しく食事をとることが大切です。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、ヨガを続けていくと自然と体に良いものや新鮮なものが一番美味しく、体の調子が良いということに気づくでしょう。

まとめ

ヨガに集中し、より高い効果を得るためには、前後の食事の時間や内容を気をつけることが大切です。ヨガの前後2時間程は食事をするのを避け、また消化に良いものを選びましょう。

そしてヨガを通して自分自身の体と向き合い、普段口にするものも一度見直してみることをおすすめします。とはいっても無理は禁物です。リラックスのためのヨガを行っていても、食事がストレスになってしまっては本末転倒です。

自分のペースで、楽しみながらヨガを続けていきましょう。

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